「リピートしてくれるお客様を増やしたい!」
美容師なら誰もがそういった想いを持って仕事をしていると思いますが、そのためにはカルテを上手に活用することも大切!
お客様の基本情報だけを書くのではなく、お客様とのコミュニケーションをより深め、何度も来店してもらえるようにカルテは工夫しながら上手に活用するようにしましょう。
では、実際どのように活用していけばよいのでしょうか。
今回はツールとして有効なカルテ活用術をご紹介します。
お客様に何度も来てもらえる美容室とは
何度も行きたくなるような美容室の魅力は、担当したスタッフの優れた技術だけではなく、そのスタッフの人柄やコミュニケーション能力にもあるのではないでしょうか。
前回来た時の悩みを覚えていてくれたり、髪の特徴をよく理解してくれたり、髪のくせを上手に活かしてくれたりしたら嬉しいですよね。
単に髪を整えて終わりではなく、お客様のことを第一に考えて良き理解者になってくれる美容師に対してなら「また来たい」と思ってくれる可能性も高いでしょう。
お客様の個性を大切にして快適に過ごしてもらえるような空間を作り、お客様が満足してくれるような接客にしていきましょう。
基本情報のみでは会話は広がりづらい
カルテには大切なお客様の基本情報は当然記入するものですが、それに加えてお客様一人一人の髪質・好みの色や髪型をきちんと記入して、余力があれば話をするのが好きか嫌いか・趣味・家族構成・近況などを書き込んでおくとコミュニケーションがとりやすくなります。
来店の際にその方が着ている服のイメージや印象も記入しておきます。
会話が弾んだらその内容も記入しておくと、次回もその話題に触れることができるので、自分のことを覚えていて理解してくれているのだと親近感がわいて、より信頼してくれるかもしれません。
こういった心遣いなど、スタッフの対応にお客様が安心してくれれば信頼してすべてを任せてくれることもあります。
何度も円滑な会話をすることによってお客様の希望が良く理解でき、お客様も遠慮なく希望を言ってくれるようになると思います。
より深いコミュニケーションをとることで、お客様の本来希望する仕上がりに近づけることができれば信頼関係を築けます。「もうこのスタッフしかいない!」、「このお店しか考えられない!」というところまで思ってもらえると嬉しいですよね。
カルテの分類方法にも一工夫
過去に一度だけ来店したお客様のカルテと、頻繁に来店してくれているお客様のカルテ、どちらも大切なカルテですし一度だけ来店したお客様のカルテも一定の期間は保管していることでしょう。ただ、実際のところは利用頻度も違い、頻繁に来てくれているお客様のカルテは特別ですよね。
お客様の来店頻度に合わせてカルテの保管場所は変えてありますか?
一般的にお客様のカルテはあいうえお順か、作成した時のカルテ番号順で保管してあるかと思います。
この場合、一度しか来店していないお客様と常連のお客様が混在しています。探す時の手間を考えたら頻繁に来てくれるお客様は別にしておくことが望ましいです。
たとえば1年程くらい来ていないお客様のカルテは別にする、2年以上、3年以上と分類していけば現在来てくれているお客様だけのカルテが集まり探しやすいです。こうすればカルテの見直しをしていく時の効率もアップ、大切なお客様にDMを送る際にもわかりやすく便利ですね。
カルテの書き方や分類方法を見直して大切なお客様とのコミュニケーションを円滑に、さらなる集客力アップを目指しましょう。